それまで別の職業や職種に就いていた方が、50代を迎えてからトラックドライバーを目指すことは無理なのでしょうか?決してそんなことはありません。確かに全くの未経験から大型トラックドライバーを目指すのはハードルが高いですが、まずは小型や中型ドライバーとしてキャリアをスタートするとよいでしょう。ここではトラックドライバーを目指すための心構えや会社選びのポイントなどをご紹介していますので、参考にしてみてください。
実は運送業界は慢性的な人手不足に悩まされており「未経験者歓迎」の求人も多く見かけます。だからと言って、安直に目指すのはNG。ご自身の向き、不向きを考え、また転職先選びにあたってはどんな点に注意すべきか、といったことを理解しておくことが大切です。
自家用車であれ前職での社有車であれ、車の運転が好きな人であればトラックドライバーに十分向いていると言えます。それこそ普段から普通自動車や軽自動車を運転しているのであれば、トラックの運転に慣れることは、そう難しいことではありません。未経験者への研修をしっかり行ってくれる会社を選べば、トラックの運転に慣れるまで、そう時間はかからないはずです。
もうひとつは、1人で時間を過ごすことが苦にならず、むしろ好きであれば、なおトラックドライバー向きと言えます。研修中は先輩ドライバーが同乗することが多いですが、その期間が明けると、トラックドライバーは文字通り独り立ちします。1人でコツコツと仕事をすることに抵抗がなければ、何ら問題はありません。
先にも触れました通り、未経験者がトラックドライバーを目指す場合には先輩ドライバーが同乗しての研修をキチンと行ってくれる会社を選ぶことが望ましいと言えます。逆に未経験者を研修なしでいきなり現場に放り出すような会社は、避けた方が賢明です。
また未経験者はまず、普通自動車免許で運転が可能な2トン車程度のトラックから業務をスタートするというのが一般的ですが、中型、中型、大型免許へのステップアップを目指すのであれば、資格取得支援のある会社を選ぶことがお勧めです。
もうひとつ、会社によってはフォークリフト運転技能者や玉掛作業者など荷物の搬入・搬出に関する資格取得支援を行っているというケースもありますので、この点もキチンとチェックしておくべきです。
かつてトラックドライバーという仕事は拘束時間が長く、なかなか家に帰れない、休みもキチンと取れないといったイメージがあり、実際にそうした会社も少なくありませんでした。そうした労働環境では長く続けるのは難しいというのが実情です。
一方、近年ではトラック業界でもコンプライアンス順守や働き方改革の動きが活発化しており、安定して無理なく働ける環境が整ってきています。しかしながら今なお、昔ながらの過酷な労働環境をドライバーに課している運送会社もしぶとく生き残っている場合がありますので、転職先選びの際には注意が必要です。
(前略)入社して最初の2週間は、先輩と同じトラックに乗って一緒に店舗を回ります。その間に、商品の積み降ろしの方法や配送ルート、セブン-イレブンの店長をはじめとしたお客様との会話の仕方などを、一から教えていただきます。その2週間が終わると独り立ちをすることになりますが、一人で配送を始めた最初の2、3日は、先輩がうしろから車でついてきてくださいました。何かあった時に頼れる存在が近くにいると思うと、心強かったです。(後略)
引用元:セブンイレブン店舗向け配送 求人サイト(https://cvs-logi.net/global/interview/02/)
(前略)入社後、一年間、2tトラックを運転することで、今はすっかり慣れました。元々、車の運転が好きだったこともあるのですが、2tトラックであれば未経験者でも充分乗りこなせるなというのが率直な感想です。もちろん乗りこなせるまでにはベテランドライバーによる同乗研修などの手厚いプログラムがあってこそですが、それも含めて、未経験の為にとても苦労したということは無いですね。
引用元:株式会社ウインローダー(https://www.winroader.co.jp/recruit/year-round/report/303)
以上の通り、50代で未経験からトラックドライバーへ転職するということは全く不可能なことではなく、実際に転職に成功され活躍されている方も多くいらっしゃいます。ただし大事なのは、転職先の会社選びは安直に行うのではなく、事前リサーチをしっかり行うこと。研修や資格取得の支援制度がしっかりしているか、労働環境はどうかといったことを、キチンとチェックすることが重要です。
※2023年2月1日時点のGoogleで「トラックドライバー 三重郡、桑名市、鈴鹿市、四日市市、弥富市」と検索して出てきた三重県に物流拠点を持つ運送会社の中から、以下の条件で3社を選定。
※2023年2月1日時点公式HPより(県内⾷品取扱量No,1)
※記載している内容は中途入社の求人情報です。
【安定収⼊】前田運送:完全週休二日制で月給が最高額の運送会社
【ライフスタイル】⼤宝運輸:調査した中で唯一⽉休5~12⽇を導入している運送会社
【完全歩合制】鴻⼤運輸:調査した中で唯一完全歩合制を導入し月給が最高額の運送会社