ひと昔前のトラックドライバーは「がっつり」稼げる仕事でした。しかし、近年ではいくつかの要因が重なり、運送業界全体が稼げなくなったといわれています。
このページでは、トラックドライバーの稼げない理由についてご紹介します。
運送会社も今ほど多くなかった昔は、運送業界も各社で利益を出すことができました。しかし、1990年からの規制緩和によって新規事業者の参入が続き、増えた事業者間で運賃の値下げ競争をするという時代になりました。その流れは現在でも継続しており、運賃単価が低いままなので給料を上げたくても上げられないというのが現状です。
昔は、高い給料が稼げるためトラックドライバーになった人もたくさんいました。しかし、運賃の値下げ競争の流れは現在でも続いており、その影響で給料を上げたくても上げられないまま、現在の賃金の低下につながっています。
また、こうした状況を変えるためにも、価格競争に巻き込まれず、自社の設定したい価格にしたいところですが、運送業界では差別化が難しく、優位性を価格に反映するのが難しいという問題もあります。
トラックドライバーの給料には、給与全体に占める固定給の割合が低いという特徴があり、運行距離などに応じた歩合給制が多くなっています。そのため、稼いだだけ給料には反映されるのですが、2024年問題などで労働時間が少なくなり、仕事の量が減ってしまうことで給料に影響が出ることが懸念されています。
トラックドライバーの仕事は、業務の内容はもちろん、運送会社によって給与体系や勤務体系などに大きな違いがあります。そのため、給料だけでなく、労働時間や雇用条件などを総合的に見て判断するようにしましょう。
また、大手運送会社を中心に、歩合制ではなく基本給を重視しているところやキャリアアップすることで給料アップをするところなどもあるようです。
昔ほどではないにせよ、一般的なサラリーマンの水準に比べれば、「がっつり」稼ぐことが可能なトラックドライバーの仕事。やればやるだけ稼げるところは、年功序列でいくら頑張っても給料に反映されないサラリーマンの仕事よりも、メリットもあってやりがいのある仕事だと思います。
さらに、労働環境も改善がすすめられており、働きやすい仕事になりつつあるようです。
休⽇ | 完全週休⼆⽇制 |
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⽉給 | 328,000円~ |
休⽇ | 週休⼆⽇~三⽇ |
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⽉給 | 190,000円~350,000円 |
休⽇ | 一日(日曜) |
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⽉給 | 280,000円~420,000円 |
※2023年2月1日時点のGoogleで「トラックドライバー 三重郡、桑名市、鈴鹿市、四日市市、弥富市」と検索して出てきた三重県に物流拠点を持つ運送会社の中から、以下の条件で3社を選定。
※2023年2月1日時点公式HPより(県内⾷品取扱量No,1)
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